中国の働く若者の最大の「敵」

最近中国では「996」という言葉が流行っています。
これはJack Ma(アリババ社の創業者)からの言葉です。

「9時出勤、夜9時退勤、一週間一日のみ休み」

普通これを見たら、「なんだろう、ありえないでしょう」と思いますね。
ただし、現在中国の若者たちはよく996で働いています。
特にインタネット関連の会社、例えば、アリババ。
原因といえば、お金ーーー経済的プレッシャーです。

浙江省の小都市に住む若者の楊偉さん(仮名)さんはこの頃、ある問題に頭を悩ませている。
オンラインローンプラットフォームで3万元(1元は約16.5円)を借り、
当面の運転資金に充てようと思っていたところ、プラットフォームから悪意ある督促を受け、
気持ちの上でも金銭面でも大きな負担を背負うことになってしまったという。「中国青年報」が伝えた。

中国青少年研究センターの孫宏艶さん率いるチームが調査したところ、
若者が感じるプレッシャーには経済的プレッシャー、職業に関する迷い、学業のプレッシャーが中心で、
働く若者は主に経済的プレッシャー、職業に関する迷い、住宅問題に悩んでいるという。

有識者によると、「学生が感じる学業のプレッシャーに比べ、働く若者の感じる経済的プレッシャーは社会に軽視されがちだ。
絶対的貧困とは異なり、働き始めた若者たちは『目に見えない貧困』という困難に直面しており、
表面的には颯爽と働いているように見え、前倒しの消費を楽しんでいるように見えるが、
実際には重い経済的プレッシャーに耐えて、住宅ローンや賃料や自動車ローンを支払っている」という。

これらの原因で、996ではないと、貯金があまりできないかもしれません。
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